200712

200712の情報ページです。
手品イコール子どもに見せると喜ばれるもの、
という構図が一般の人にはそう思われるかもしれない。

しかし、マジシャンとしては、子どもを喜ばせることほど難し
いものはないと思う。

私が初心者マジシャンだったころ、マジックショップのディーラー
に相談したことがあった。

子ども手品を見せると、いつもバカにされるか、「それ知ってる」
と言われてしまうということを。

そのディーラーさんの答えとは、

「あなたのその気持ちは痛いほどわかる、でも、やっぱり最後
はそんな子どもの言葉を弾き飛ばすくらいのマジッを身に付け
るしかないですよ!」

「きっちりウケる手品をみにつけて何も言わせないくらいの
芸を身に付けるべきなんですよ」

と言われたことを記憶している。

そうなのです。結局は、見ている側は誰であろうとお客さん
である。

そのお客さんを楽しませることがマジシャンの務めであると
いうことが、腹に落ちた瞬間であった。

実際には、いろいろな子どもマジックを見せていると、
本当に楽しんでいる表情に出会うこともあるのだ。

そんなときは、なんともいえない喜びを感じる瞬間である。

次にまたやってくるそんな喜びの瞬間を追い求めて手品をし
ている自分がいるのでした。